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チェ 39歳 別れの手紙

「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」を2周連続で鑑賞した。

ジョン・レノンは「1960年頃、世界で一番かっこいい男がチェ・ゲバラだった」と語ったようだが、39歳という短い人生を圧政に苦しむ民衆の解放にかけた革命一筋の姿は、まさにかっこよかった。そして、いまでいうイケメンだったのである。

そのイケメン、ゲバラを演じるベニチオ・デル・トロが朝のNHKに出演、映画にかける並々ならぬ意気込みを語っていた。しかもそっくりさんだったので、これは観なくては心に決めていた。

昔愛用のルーズリーフノートのカバーには、なぜか葉巻を吹かすチェ・ゲバラのモノクロポスターの切り抜きが挟んである。30年以上前のものだ。

その昔「職業革命家」、略して「職革=ショッカク」という言葉があった。革命が職業というわけである。

チェ・ゲバラはレーニンや毛沢東のように武装闘争、武装蜂起の革命路線だが、議論は武器に因らない平和的な権力奪取だった・・・そんなことを議論していた時代だった。




さて、映画は前編の方は伝記的な色合いが濃いためか、ナレーターが随所に入り、ダイナミズムに欠ける。ただ、それがかえって観る人の想像をかき立てる作用を果たしているかもしれない。

後編は「違う作り」というので期待して劇場へ向かったが、やっぱり同じようなつくりだった。

なんというのか、はっきりいえば面白くないのである。最後にゲバラが敵の手にかかって銃殺されるというのにまったくこみ上げてくるものを感じなかった。

なぜ、ゲバラはキューバでの名誉と地位を捨てて、そして愛する家族を捨ててまでボリビアに向かうのか、単にカストロが「ゲバラの手紙」を読み上げればいいというものではないだろうと思う。

ゲバラの思想や世界観を志を同じくする仲間たちにもっと語らさなければならなかったのではないかと思う。

脚本や監督の意図はなんだったのか。まったく伝わってこない。

撮影もあまりに月日の経過にとらわれすぎでワンシーン、ワンシーンが短く、登場人物の心の動きや物語の展開に躍動感が感じられない。

まあ、かなりマイナス評価ばかりだが、社会の変革が可能なのは一人の英雄の存在ではなく民衆自身だということはなんとなく伝わった映画といえるかもしれない。力作ではある。

昨年がチェ・ゲバラの生誕80年、生きていれば81歳ということになる。1昨年は没後40年でもあった。
今年はキューバ革命50年にあたる。

この映画、米、仏、スペイン合作だが、本家本元キューバでは記念の映画化はされていないのだろうか。







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