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「ピースとハイライト」「風立ちぬ」 [映画]

このコーナーではおそらく初めてとなるが今夏に出会った音楽と映画話題にしたい。


聴くまではJTのCMソングかと思ったぐらいである。「ピースとハイライト」サザンの新曲である。新聞のコラムとして書かれても全く違和感のない作詞である。桑田にしては珍しくメッセージ性を全面に打ち出したといえるだろう。


領土問題などをめぐる日米韓の対立を念頭においていることは容易に想像がつく。だけでなく、そうした外交上のつまづきが国際的な孤立へつながりやがて悲惨な戦争へつながった過去の苦い歴史に着目していることも想像する。


「都合のいい大義名分で争いを仕掛けて裸の王様が牛耳る世は・・・」
「狂気20世紀で懲りたはずでしょう?」
「悲し過去も愚かな行為も人間は何故に忘れてしまう?」


この曲にはネットで批判的な主張もあるようだが、サザンには相当昔、沖縄の過去と現状を歌った「平和の琉歌」という曲もある。


あいかわらず歌詞はよく聞き取れないが、軽快なリズム平和と愛を唄う桑田の熱い思いに触れてほしい。




さて、時を同じくして宮崎駿の「風立ちぬ」を鑑賞した。いつもながら難解なアニメである。であるがゆえに人それぞれに違った想像をかきたてる時としてファンタジックな宮崎アニメの優れた点かもしれない。まだ鑑賞していない人は公式HPなどをご覧いただきたい。私はこの映画でもサザンの曲と同様、何もかも失った戦争の愚かさを感じたのである。


飛行機はそもそも人々の夢をのせて大空を飛び回るもの。しかし、日本もイタリアも戦争へ突入していく時代、飛行機は設計者の意図とは全く別の「兵器」となり殺戮の道具とならざるを得なかった。


スタジオジブリの月刊誌「熱風」7月号は「憲法改正」を特集、宮崎監督は「憲法変えるなどもってのほか」鈴木プロデューサーは「9条を世界に伝えよう」と発信した。宮崎アニメにはかならずといっていいほど大空があり、そして森や水といった自然環境が美しく描かれる。そして人間はその自然の一部なのだとされる。


平和がいかに大切なものか「国民の無関心」こそ最大の問題だ(前出「憲法特集」)と危機感を募らせた監督最後の作品を見逃してはならない。




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