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争点はやはり「脱原発」だった=都知事選 [政治・社会]

都知事選の最大の争点は脱原発だ、いや他にもある、ということがメディアでも候補者の間でも議論が続いていた。終わってみて、やはり重要な争点は脱原発だったことを納得させる動きがある。

とたんに安倍政権は再稼働を前提とし原発を「ベース電源」とする新しいエネルギー計画決定に動き出した。本当は昨年決める予定だった。都知事選で問題視され選挙に不利に作用することを避けるため先送りしてきた。もひとつは読売の社説が「東京都知事選、無責任『原発ゼロ』信任されず」と書いているように、終わってから原発問題が争点だったことを自ら認めていることだ。

NHKをはじめTV・新聞各社は明らかに選挙報道を「自粛」していた。さらに昨年から今年にかけて安倍首相自らメディア各社の幹部と会食を重ねていたことが「首相動静」欄で明らかになったが、いかに「脱原発」争点化の回避に腐心していたが分かる。

どう考えても都知事選の最大のニュースは元総理の2人が揃って「原発ゼロ」を熱く訴え続けたことだろう。二人は確かに高齢だしもう過去の人かもしれない。でも、小泉氏は安倍首相の「師匠」だし、細川氏は20年前に自民党の一党支配体制に終止符を打った政治家だ。この影響を最も恐れたのは安倍自民党であり原子力村だった。「都知事に脱原発知事が就くようなことにでもなったら原発推進は立ち行かなくなる」だから必死でメディア対策を講じたことが容易に推測される。

私はニュースで報道されないのでネット上のツイキャスで二人の街頭演説に聴き入った。二人は揃って過去原発の安全神話を信じてきたことを謝罪し、演説の大半に原発再稼働と自然再生エネルギーの重要性に費やした。街頭演説に集まる聴衆は他候補を圧倒していた。このツーショットがニュースで報道されれば選挙情勢は大きく変わっていただろう。

もうひとつ、脱原発候補が分裂選挙を余儀なくされたことも敗因としなければならない。脱原発を主張した細川氏と宇都宮氏の合計得票は原発推進の枡添氏に僅かに及ばないが、もし一本化していれば脱原発が争点化し相乗効果をつくりだし、おそらく勝っていたにちがいない。

山口、京都、石川などで知事選挙が続き来春は北海道知事選挙だ。安倍首相やメディアを悪くいっても何もはじまらない。自分たちの力のなさを教訓としたい。


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